第58回日本作業療法学会で企画セミナーを開催しました
2024年11月9日(土)10日(日)に札幌コンベンションセンターで開催された第58回日本作業療法学会において、日本発達系作業療法学会主催の企画セミナーを開催しました。
「未来の発達系作業療法:エビデンスと実践から効果の最大化を考える」をメインテーマに、これまでとこれからの発達系作業療法について話題提供と参加者とのディスカッションを行いました。
加藤寿宏先生(関西医科大学)からは「発達系作業療法のエビデンスとは」のテーマで、これまでの発達系作業療法の経過や課題を踏まえ、これからも重要な作業療法の視点についてお話しいただきました。
小玉武志先生(北海道済生会みどりの里)からは「発達系作業療法の地域における共創と多様な実践」のテーマで、子どもたちの自立を見据えた地域における多様な実践についてお話しいただき、沖田勇帆先生(Autism Abilities Pty Ltd:オーストラリア)からは「海外における発達症児支援と遠隔作業療法の実践」のテーマで、海外の発達系作業療法の実情を踏まえ、遠隔作業療法やコーチングなど、これから日本でも必要性が高まることの予想される実践についてお話しいただきました。
そして、最後に、鴨下賢一先生(リハビリ発達支援ルームかもん)からは、3名の発表を踏まえてこれからの日本の発達系作業療法についての考えを述べていただきました。
参加者からの質問もあり、参加者と発表者同士で現在の課題や発達系作業療法について意見交換を行うこともできました。
今後の日本の発達系作業療法の発展に寄与できれば幸いです。
企画・座長
日本家政大学健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻
東恩納 拓也